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暗証番号の管理が悪いとなぜ保険が下りない?
基本的にキャッシングを悪用されてもカード盗難保険が適用されないことはご存知でしたか?
キャッシングは暗証番号がわからないと利用できません。
つまりキャッシングが利用できるのは暗証番号を知っているカード会員だけという大前提があります。
キャッシングが悪用された場合は、カード会員が第三者に簡単に推測されてしまう暗証番号を登録した事自体が重大な過失となってしまうのです。
結果としてカード盗難保険が適用されないケースが多いのです。
誕生日がNGな理由は、他の情報から推測されるため
クレジットカードを盗難・紛失してしまう場合は、財布やカード入れごというケースがほとんどでしょう。
つまり同時に運転免許証・健康保険証など個人情報が記載されているものも失くしてしまいます。
そうした個人情報から暗証番号を推測して悪用される事が多いのです。
つまり個人情報から推測されない暗証番号が一番なのです!
実際にどんな暗証番号にしたら良いのか?
本人でなくてはわからないゴルフスコア、記念日、または同じ誕生日でも家族の誕生日、考えると色々あります。
記憶力が良い人であれば、デタラメの数字を自分で記憶するという手もありますね。
いずれにしても誰にも分からない番号を登録することが最も大切です。
付け方に迷ったらこちらの記事を参考にしてみて下さい。
暗証番号は家族にも内緒!
第三者に暗証番号を知られないことが重要ですが、第三者には家族も含まれます。
そもそも家族がクレジットカードを使った場合は、カード盗難保険は適用されません。
カード盗難保険に限らず、保険そのものが家族は適用外です。
例えば自動車保険でも自分が運転していて家族にケガをさせても保険の対象外となってしまいます。
家族暗証番号を知らせた場合は「支払いは自分がするから使ってもいいよ」という意味になります。
それが嫌であれば家族にも暗証番号を知らせてはいけません。
また、支払は自分がするから、という風に言った意味には「家族だけではなく、不正利用者も含まれる」可能性があることを考えると、家族であろうと教えてはいけないものだと理解できると思います。
ICチップ付きのクレジットカードはショッピングでも暗証番号が必要
最近増えているのがICチップ付きのクレジットカードです。
ICチップの情報は実質的に第三者には読み取り不可能なので、偽造もできず安全なカードとして普及しつつあります。
ICチップの読み取りができるクレジット端末機では、サインの代わりに暗証番号を入力します。
しかし、このクレジット端末機はまだ完全に普及していないので、従来の端末機ではまだサインをする必要があるのです。
そのため、せっかくICチップ付きで安全なはずのクレジットカードも、日本ではまだその効果を十分発揮できていません。
でも将来ICチップ用の端末機が普及すれば、今以上に暗証番号の重要性は高まるのは間違いありません。
そのときに備えて生年月日を暗証番号にしている人は、すぐにでも暗証番号の見直しをしましょう。
暗証番号はクレジットカード情報の中でも最も重要
クレジットカード情報にはカード番号・有効期限・氏名がありますが、暗証番号も重要なカード情報の一つです。
最近ではカード情報を盗んで悪用する手口が増えていますが、基本的にはカード盗難保険やネット不正利用補償サービスでカード会員には被害が及びません。
しかし暗証番号の漏えいはあらゆる保険が適用されない可能性が高いので、カード会員に実害が及びます。
そうした意味でも暗証番号が重要だということがお分かりいただけたでしょうか。
暗証番号が危ないかな、と思ったらカード会社に連絡をして早めに変更をしてください!