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クレジットカードの情報がルーターで抜き出される
『いつも通り簡単にネットでショッピング。クレジットカードの情報を入力してポチッ!』
これで、クレジットカードの情報が抜き出された可能性があります。
というのも、家庭のインターネットはWi-Fiなどから繋げている人も多いと思いますが、これが原因。
Wi-Fiは『ルーター』と言われる機械を通じて、スマホやPCとインターネットの世界とを繋げます。
そのルーター自体が狙われて、ネットの世界にクレジットカードの情報が流されている可能性があるのです。
恐るべきJITON。クレカの情報を抜き出すスクリプト
JITONは、ルータに攻撃をかけ利用者が気づかぬうちにDNS設定を不正に書き換え、不正サイトに誘導する。その結果、詐欺サイトに誘導されてクレジットカード情報が漏えい、ウイルス拡散サイトに誘導されて端末がランサムウェアに感染といった被害が起こり得る
引用:ZDNet JAPAN
ルーターに感染するウイルスのようなスクリプト『JITON』。
これがルーターに入ってしまうと、専門的な知識がない普通の人では対処が出来ません。修理や、買い替えになってしまいます。
特にクレジットカードの情報が抜き出されるのが脅威です。
普通に買い物をしていても、URLなどで気づくことが出来ずにいつの間にか抜き取られている状態になるため、不正利用が起きるまで気づくことが出来ません。
ルーターからクレジットカードの情報を抜き取られないために出来る事
JITONのようなルーターを狙うスクリプトから、クレジットカードの情報を守るために出来ることもご紹介します。
ルーター自体の虚弱性を回避する。ファームウェアの更新
ルーターのOSの様な存在『ファームウェア』を更新するのは大切な行動の1つ。
ルーターを買った時についてくるCDROMやソフトなどで、更新の有無をネットワークを経由して調べます。
更新が出来るのであれば、早めに行いましょう。
ルーターの中のスクリプトが改ざんされていた場合も、これで上書きされて消える事があります。
SSL通信になっているhttpsのサイトを使う
これも安全性を高める上で重要な行動の1つ。
クレジットカードの番号を抜き取られたとしても、SSLなどの暗号通信になっていれば、ルーター内の通信が暗号情報になるので、正確な番号を盗み出される確率が減ります。
カード自体の補償でどうにかする。オンラインプロテクション
上記で個人で出来る施策を説明してきましたが、一番安全性が高いのは『クレジットカード自体に保険をかける』ということです。
ウィルスやマルウェアなどの対策は、PCに詳しくないとウィルスソフトに頼らなければなりませんし、ウィルスソフトに頼っても超最新のウィルスなどはすり抜けて攻撃をしてくることも多いです。
それなら、カード自体に保険をかけて、被害にあった時に補償が受けられるようにするほうが安全性が高いのではないでしょうか。
インターネットなどの買い物の際に、安全性を高くするのであれば『オンラインプロテクション』と言われる補償がついたクレジットカードを利用しましょう。
オンラインプロテクションでクレジットカードの補償を用意
クレジットカードのオンラインプロテクションは『三井住友カード』『三菱UFJニコスカード』『楽天カード』が有名で、他にもいくつかのカード会社が提供しています。
通常のショッピング補償と違って、フィッシング詐欺やインターネット関わる内容でクレジットカードの被害にあった時に守ってくれるので、ネットショッピングをよく利用する人には必須の保証です。
ルーターなどをスクリプトの改ざんが行われてクレジットカードの情報が流出した場合でも補償がされると思います。
自分の身は自分で守る、という意味でも、ネットで使うクレジットカードはある程度選んだほうが良さそうですね。